1995年、ユネスコの委託により、カンボジアの伝統的な絹織物の現況調査を担当した森本喜久男は、20数年にも及んだカンボジア内戦がさまざまな断絶をもたらしていることに気づいた。優れた技術を持った織り手たちの多くは、戦禍と混乱のうちに亡くなり、かろうじて生き残った者たちも高齢化していた。200種類以上もあったとされる伝統の絣のパターンも、その記憶の担い手とともに失われつつある。かつては村のなかで調達できた生糸も染め材も今はない。彼女たちが再び織り機の前に座るまでには、さまざまな困難が待ち受けているのが見て取れた。これら代々継承されてきた染織技術と知恵――絣柄のデザインから、道具の数々とその使い方、そして大切に扱われてきた絣布そのものまで――、伝統織物にかかわるあらゆるものを収集・記録し、次の世代に残す必要がある。同時に、その復興と再生を促し、伝統の活性化を図ることが切に望まれた。こうした現状に対し、カンボジアの伝統的絹織物の復興と調査研究、その活性化を推進するために、1996年1月、クメール伝統織物研究所(IKTT)は森本喜久男によって設立された。
伝統の森を訪問され、IKTTの活動にご理解くださる方々の為のゲストハウスです。
・日本人スタッフがほぼ常駐しており、日本語でご対応致します。
・森の中の為、晴れていれば、夕陽・星空・朝日の眺めは格別です。
・夜は市内を離れた森の中のゲストハウスで静かなひと時を過ごすことができます。
・シルクのハンカチ自然染色体験ができます(別料金)
部屋タイプ | 食事有無 | 価格 |
ツイン・シングル | 夕食・朝食付き |
※上記料金は一人当たりの価格となります。
著者:森本 喜久男 著 高世 仁 聞き手
【P47 から一部抜粋引用】
「世の中にこのような村があることを知ることが出来て良かったです。自分の忘れていたもの、生活の原点に再び出会うことができました」 「この村には日本にないもの、自分にないものがとても多すぎて、感動しっぱなしでした。自分の小ささにショックを受ける反面、新しい世界が自分の中に広がって、新たな目標ができました。」「IKTTはまさに"人の力”のすごさを伝えてくれました。協同すること、つながること、真意をみつめること」▶「伝統の森」のゲストハウスに置いてあるビジターズノートに書きこまれた書き込みの一部です。
「生活の原点」、人間本来のものに気づかされたという感想が綴られるなか、とくに多いのが「子連れのお母さんがいる職場」への驚きだ。 職場で子どもの世話をしていて、仕事の能率は落ちないのか。お母さんが働く姿を身近で見ながら育つ子どもたちは、将来、どんな人間に育っていくのか。日本からの見学者、とくに若い人たちは、家族、コミュニティ、職場のあり方などさまざまなことを自分にひきつけて考えさせられるようだ。 聞き手 高世 仁
先日、伝統の森IKTTのゲストハウスに宿泊しました。年末年始は満室に近いほど大賑わいだったようですが、ちょうどお客様が帰られた後にお邪魔させていただいたようで、日本人スタッフのみどりさんに村内を隈なくご案内いただきました。何度かに分けて伝統の森の魅力を綴らせていただきます。伝統の森は、100年ものの本物の布をつくるというポリシーのもとに運営されています。村の女性が子どもと一緒に働ける場をつくり、そこで女性らしい優しくも美しい布が織られています。1枚の布をつくるのにすべての村人たちが関わっているんです…というみどりさんの言葉、心に響きました。(続きはブログへ⇒)
☒冷房(無し) | ☒電話(無し) |
☒バスタブ(無し) |
☒無料WIFI(無し) |
☒目覚まし時計(無し) | ☑冷蔵庫(共用エリア) | ☒ヘアードライヤー(無し) | ☒荷物預かり(無し) |
☑ミニバー(共用エリア) | ☒テレビ(無し) | ☒歯ブラシ・歯磨き粉(無し) | ☒外貨両替(無し) |
☑湯沸かしポット | ☒セーフティボックス(無し) | ☒バスルームアメニティ(無し) | ☑日本語案内 |
・ハンドタオルのみ用意があります。バスタオルはご持参ください。
・シャンプー・石鹸・歯ブラシなどはご持参ください。
・電気は、17−22時のみのご利用になります。懐中電灯をご持参ください。
・市街地外の為、ポケットWiFiはご利用いただけません。フリーシムによるスマートフォンはご利用いただけます。
・シャワー/バスタブはございません。 お湯を沸かして、適温でのお湯浴びのみとなります。
【備考】
本情報は、現地より提供された情報を元に作成しておりますが、完全ではない部分もございます。あくまでご宿泊の際の参考資料としてご利用下さい。情報相違に起因するお客様の損害につきましては責任を負いかねますので、予めご了承下さい。
IKTT(伝統の森)の訪問ツアー(半日ver)のご手配については、下記ご参考ください。
No.472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune, P.O. Box 9349, Siem Reap Angkor, CAMBODIA
会社名 | ORKUN TOUR CO.,LTD. (オークンツアー) |
観光省登記番号 | カンボジア観光省 (Cambodia Ministry of Tourism)/404 |
所在地 |
SlorKram Village,Snagkat SlorKram,SiemReap Province,Cambodia |
orkun.tour.staff@gmail.com orkun.tour@gmail.com |
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